今回紹介するのは
悪魔の召喚方法
です。
全ての悪魔に当てはまるわけではないのでご注意ください。
併せて読みたい→【ソロモン王】72柱の悪魔を従えた最高の王様とは?
[スポンサーリンク]悪魔の召喚の原理
まず、ソロモン王は指輪を使って魔人などを使役しています。
でも、それ以外の一般の魔術師が魔人を召喚するとなると、適当な方法では駄目です。
物凄く簡単な手順は、
- 魔術師が呪文で悪魔を召喚
- 悪魔の攻撃を魔方陣や天使で防御
- 「印章」という道具で悪魔を使役
これが簡単な手順です。
気を付けないといけないのは、「魔方陣(魔円陣)」というのは召喚する側が入っていないといけません。
魔方陣?魔円陣?
日常でよくみられる魔方陣は正しいわけではないとのこと。
正しくは「魔円陣(魔法円)」です。
その他にも魔三角陣という「天使や悪魔を封じ込める」ものが存在します。
悪魔の召喚に必要な道具
悪魔の召喚は「本」と「魔方陣」があったらできると思われがちですが、実際は多くの道具が必要になります。
今回はソロモン72の悪魔たちを呼ぶための道具
- 場を清める道具
- 魔円陣を描く道具
- 儀式の鍵となる道具
- 魔術の行使を補助する道具
それぞれ詳しく見ていきましょう。
併せて読みたい→ 【魔術書レメゲトン】ソロモン72の悪魔を記した本とは何なのか?
場を清める道具
まず、室内で召喚するにしろ、室外で召喚をするにしろ、その場所を清める必要があります。
他の霊が邪魔になるというのが主な理由です。
そこで主に使うのは下の2つ。
聖水 | 香を焚いて、呪文を唱えながら塩を入れて作る水。
物や場所に「ふりかける」ことで使用。 |
香 (インセンス) |
匂いを焚いて霊を呼んだり、払ったりします。
良い香り: 良い霊 悪い(臭い)香り: 悪霊 と、それぞれ匂いによっても役割が変わります。 |
この2つのアイテムを使ってその場所を清めていきます。
魔円陣を描く道具
悪魔の攻撃から術者を守るための「魔円陣」「魔三角陣」などを作成するために使います。
使用するのは「カマ」と「短剣」の両方です。
カマは日本の鎌とは少し形が違うそうですが、あのカマです。
この2つをロープでくくり、コンパスの要領で綺麗な縁を地面に描きます。
(カマが円の中心で、短剣で円を描く)
儀式の鍵となる道具
悪魔を呼んだ後に特に必要となる道具たちです。
- 悪魔の使役
- 使役後の悪魔の封印
が必要になります。
魔法の器 | 仕事を終えた悪魔を封じ込めるための器。
真鍮で作られています。 |
印形
(シジル) |
悪魔に突き付けて屈服(使役)するために魔法の図形です。これがないと、使役できません。
72の悪魔それぞれに、印形が用意されていますので、別々に用意する必要があります。 |
これを使って、安全に悪魔を呼びます。
魔術の行使を補助する道具
これは、悪魔を使役したり儀式に直接は関係しないものです。
ですが、いわゆる「魔術師の精神の集中の補助道具」程度のものです。
魔術剣と杖 | 決められた方法で作られた剣や杖に魔法文字を刻んで作ったりします。
これを、術者の意識の集中の為に使います。 |
ロウソク | 揺れ動く炎を見つめることで
が期待されます。 |
なくても集中できる方は必要ないですが、漫画などで表記されているロウソクなどは、一応補助道具に入ります。
[スポンサーリンク]悪魔(魔神)の召喚手順
では、次にメインの悪魔や魔人などを召喚するための手順を紹介していきます。
簡単な手順としては
- 悪魔を召喚
- 願いを叶える
- 帰ってもらう
これを細かく見ていきましょう。
1: 服と体、土地を清める
白い法衣と剣、杖、冠などを身に着けて香と聖水で身を清めておきます。
法衣には神聖な守りの力を付与させる必要があるので、呪文などを唱えて神に祈りを与えます。
神から法衣に神聖な力を付与してもらえれば次のステップへ。
2: 魔円陣などを描く
魔円陣という悪魔などの邪悪な存在から召喚者を守る円陣を作成します。
同時に、天使や悪魔を閉じ込める三角陣を作成します。
- 魔円陣: 術者が入る円
- 三角陣: 悪魔を閉じ込める
この際、召喚者は「旧約聖書の詩編に乗っている文章」を唱え続ける必要があります。
3: 魔神の召喚
召喚者は魔円陣の中に入り、呪文を唱え、神の名によって魔神を召喚します。
魔神を召喚する場所は三角陣の中にしないといけません。
でなければ、襲われるか誑かされてしまいます。
3-1: 呪文をしつこく唱える
3の召喚が成功するまで何度も呪文を唱え続ける必要があります。
もし、今唱えている呪文が駄目なら、別の呪文を唱え続けましょう。
召喚したい悪魔だけをピンポイントに狙った呪文を唱える必要はありません。
その悪魔の上司的な悪魔を召喚するなど、いくつかの召喚の為の呪文が用意されています。
諦めずに挑戦し続けましょう。
4: 魔神を使役する
希望の悪魔を召喚したら、その悪魔に対応した印形を突きつけましょう。
ソロモンの指輪があればいいんですが、ない場合は紙に書くなど別の方法で印形を突きつけましょう。
ですが、悪魔の中には
- プライドが高い
- 礼儀にうるさい
- 正しい方法で挨拶をしないといけない
- 無礼を働いてはいけない
といった追加要求される場合もあります。
事前に調べておく必要があります。
5: 魔神に命令する
悪魔を正しく使役すると、悪魔はおとなしくなり、「何を望んで召喚したのか」を問いてきます。
ここで、自分の要求を悪魔に伝えます。
ただ伝えるだけでなく、悪魔の偉大さを讃えながら要求しましょう。
6: 魔神を壺に戻す
望んだ願いを叶えてもらったら、悪魔に帰還の許可を与えて、用意しておいた真鍮の器の中に入るように命じます。
そのまま放置すると悪魔を外に逃がすことになり、大変なことになります。
7: 神に感謝して、身を清める
悪魔を無事封印することができたら、あとは悪魔を使役させてくれた神への感謝の祈りを捧げます。
その後、悪魔と触れたことによって浴びた汚れを清め、魔円陣から出たら儀式終了です。
[スポンサーリンク]まとめ: 魔神はこうやって召喚する!
今回は魔神を紹介するための方法を紹介させていただきました。
間違えていけないのは、「必ずしも召喚できるわけではない」ということです。
オカルトの一種なので、オカルトとして、創作物の手助けになればと願っております。
というわけで今回のまとめ
- 悪魔を召喚するのは神の力を使うのと同じ
- 身を清めるための道具が必要
- 身を護るための魔円陣を描く
- 魔円陣の中で呪文を唱える
- 召喚したら悪魔の印形を突きつける
- 願いを叶えてもらう
- 悪魔に真鍮の壺に帰るように命じる
- 身を再度清めれば終了