今回お話しするのは
皆の家を作った女神?
イワスヒメ
です。
和風な家大好きです。
イワスヒメとは?
イワスヒメは日本神話において、「国生み神話」が終わった直後。
イザナミとイザナギによって産み出された女神さまです。
~イワスヒメの名前~
- 古事記: 岩巣比売神
- 日本書紀: 登場はしていない
「砂の女神」ともいわれており、僕たち人間の家に深く関連する女神です。
イワスヒメ: イザナミの子供
イワスヒメは日本神話において
- 日本神話の世界が誕生
- イザナギ&イザナミの誕生
- 日本の土地誕生
- 国土や土地を豊かにする
この4番目に「イザナギ」と「イザナミ」が産んだ子供の1柱です。
その物語は
~イワスヒメ誕生物語~
イザナギとイザナミの夫婦神は、結婚によって日本列島の島々を生み終えた。
次は国土や暮らしを豊かにするために、様々な神を産みました
最初に産んだのは「国産みという大仕事が終わった」という意味の神様「オホゴトオシオ」でした。
その次に産んだのが「家宅六神」という6兄弟。
この6兄弟の2番目として産まれたのが「イワスヒメ」であり、唯一の女神です。
イザナギたちはこの神達を産み終えた後、風の神、海の神など自然の神々を産みました。
この、「家宅六神」について詳しく見ていきましょう。
イワスヒメ: 家宅六神とは?
家宅六神はその名の通り、「6柱の家屋の材料、家屋に関する神」です。
イワスヒコ (石土毘古神) | 「家宅六神」の長男 石と土の神 |
イワスヒメ (石巣比売神) | 「家宅六神」の長女 砂の女神 |
オオトヒワケ (大戸日別神) | 「家宅六神」の次男 扉の神 |
アメノフキオ (天之吹男神) | 「家宅六神」の三男 屋根を作る神 |
オオヤビコ (大屋毘古神) | 「家宅六神」の四男 完成した屋根の守護神 |
カザモツワケノオシオ (風木津別之忍男神) | 「家宅六神」の五男 家を防風から守る神 |
右:役割
イワスヒメ: 大地を安定させた女神
イワスヒメは「巣」という文字があり、「巣を荒らす女神」と解釈されています。
もちろん、この「巣を荒らす」は「家をめちゃくちゃにする」という訳ではありません。
動植物が足と根で踏みしめる地盤のことです。
この説は「イザナギとイザナミたちが産んだ柔らかくて不安定な大地」。
この大地を安定した大地に作り替えた女神である、という説から来ています。
まとめ: イワスヒメはこんな女神
今回は日本神話における「イワスヒメ」。
僕たちの住んでいる家を作った神様の1柱について紹介させていただきました。
家の1つ1つに神様が住んでいるというのは、実に日本らしいという考え方で僕は好きです。洋風の家に変わっても和風な言えは今でも大好きです。
という訳で今回のまとめ
- イワスヒメは日本神話の女神
- イワスヒメは「国産み」神話の直後に生まれた女神
- イザナミとイザナギの子供
- 「家宅六神」の長女として誕生
- 「砂の女神」としての役割を持つ
- 「柔らかい土地を安定した土地にする」という解釈もある
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