今回紹介するのは
光の神ルーの妻
ネヘレニア
です。
ケルト神話に興味がある人はぜひ一読してみてください。
ネヘレニアとは?
ネヘレニアはケルト神話の女神。
大陸においてゲルマン人、ローマ人、ケルト人からも人気がある女神。
~ネヘレニアのプロフィール~
- 欧文表記: Bul
- 別名: ブア(Bol)
- 種族: 不明
- 夫: 光神ルー
女神ネヘレニアは一度4世紀ごろに信仰が途絶えたが、21世紀にまた人気が再燃。
2005年にオランダ西南端ゼーラント州コレインスプラートに神殿が建っています。
ネヘレニア: 外見
女神の外見は
- 丸い帽子を被った若い女性
- ゆったりとした服の上に方だけを覆う短いマント
- 玉座に腰を掛けているか直立
などが普通の恰好。
それ以外にも
- 右脇に耳の尖った猟犬か番犬
- 左脇に果物かご、パンかご、穂束、豊穣の角
などが設置されていて、「豊穣や商売繁盛の加護」を連想させてくれる。
ネヘレニア: 船の旅先を案内
ネヘレニアの像には
- 船
- オール
- 舵
- 網
- イルカ
など、航海に関係のある要素も添えられています。
船が添えられている時は、舳先に片足を載せています。
そして、ごく稀に「航路安全を意味する太陽のシンボル」が女神の頭上で輝いてたり、装身具として着用しています。
このように、ネヘレニアは航海を見守る女神としても奉られています。
ネヘレニア: ライン川と北海の守り神
元々、ネヘレニアは北海に面するオランダ西南端ゼーラント州を起点とし、ライン川やその支流崇められていた女神。
~発見されたネヘレニア~
1647年1月5日、ゼーラント州の西端に近いドンブルグ。
嵐で流された人々が、「30個ほどの石の”絵馬”とネヘレニアの神殿」を発見。
300年後の1970年に同じ州の東寄りのコレインスプラートで別の神殿が発見。
最終的には120個ほどの絵馬が見つかった。
ライン川上流のドイツ南西部ケルン、ここから少数の絵馬と彫像も出土。
この絵馬の銘文から
- 南西ドイツのトリーア
- スイス北部のアウグスト
- フランス東部のブザンソン
- フランス北部のルーアン
などが信者であることが判明。
また、銘文には「フランスやイギリスまでの航海安全」が祈願されていた。
このことからも、ネヘレニアの信者は比較的裕福な船乗りや商人。
「ワイン・塩などの取引の成功祈願」や「家内安全」を祈ることが多い。
絵馬用の石材は「フランス東部のメス」から運ばれていたことが分かっている。
ネヘレニア: セーラームーンにも登場
また、ネヘレニアは「セーラームーン:SuperS」にも登場しています。
名前が由来の「敵の組織の女王:ネヘレニア」ですが、名前はそのまんまです。
アニメと原作では設定が違うそうですが、詳しいことは読んでいる方の方が詳しいかと。
とにかく、セーラームーンにも女神ネヘレニアの名前が由来のキャラが存在しています。
まとめ: ネヘレニアはこんな女神
今回はケルト神話の女神ネヘレニアについて紹介させていただきました。
セーラームーンにも登場した女神ですが、名前が格好良くて普通に好きです。
という訳で今回のまとめ
- ネヘレニアはケルト神話の女神
- 外見は「豊穣と商売繁盛」の外見
- 航路安全を願う外見もしている
- ライン川やその支流で崇められていた
- フランスやドイツ、スイスで信仰されていた
- 信者は主に裕福な商人や船乗り
- セーラームーンに名前が由来のキャラが登場
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