今回お話するのは
執事で外交官
ルーカン
です。
執事であり、外交官でもあるとかスペックが高すぎませんかねぇ・・・。
ルーカンとは?
ルーカンはアーサー王伝説における円卓の騎士の一人。
どの時代のどの世界でも
~ルーカンのプロフィール~
- 欧文表記: Lucan
- 異名: 執事役
- 役職: 献酌侍臣
- 初登場: キャクストン版第1巻10章
この他にも
- アーサー王の即位と欧州統一
- 円卓の騎士の冒険とロマンス
- アーサー王の死
などに登場しています。
ルーカン: 執事で優秀な外交官
ルーカンはアーサー王の執事として家政を管理しています。
その傍らで、外交官としての役割も果たしています。
実際、アーサー王とランスロットの内戦において、ランスロット側からの使者の乙女を取り次いたり。
モードレッドとの休戦交渉でも、交渉条件の全権を任されたりしています。
なおこの際、領地や地位をエサにして明らかにモードレッド側が不利になる和平を結ばせる寸前まで行っています。
どの国でも欲しいといえるほど、優秀な外交官です。
ルーカン: 戦争にも参加
執事や外交官としての役割もあるルーカンですが、彼は執事といっても円卓の騎士の一員です。
騎士らしく、数々の戦争や馬上槍試合にも参加しています。
普段は執事らしく穏やかな性格ですが、戦争となれば命の保証がない決死隊に志願し、「凄まじい戦いを繰り広げた」と記載されるほどの勇猛さです。
作中での扱われ方自体は地味ですが、アーサー王をその文武両道の才能で支えてきた、王国の柱といえる騎士です。
ルーカン: 最終戦争の生き残り?
そして、ルーカンは弟のベディヴィアと一緒に、アーサー王とモードレッドの最終決戦に参加して生き残った数少ない騎士でもあります。
ただ、生き残ったというのは「重傷を負いながらも、なんとかかろうじて生き残った」ぐらいでの話です。
さらに、ベディヴィアとともに致命傷を負ったアーサー王を運ぼうとした時。
彼は王を運ぶときに力を込めたことが要因か、腹が裂けてしまい、内臓が飛び出て死んでしまう、という最後を迎えています。
ルーカン: 死に方はいくつかある
前述したルーカンは「アーサー王の死」という作品での最期です。
これ以外の作品では死に方が違います。
- アーサー王を助け起こそうとしたところで、力尽き、倒れてしまう
- 離れた場所へ運んだあと、感極まったアーサー王がルーカンを強く抱きしめ、圧死させてしまう
と2番目はかなり悲惨な死に方をしてしまいますが、ルーカンの最後は「死」となります。
まとめ: ルーカンはこんな円卓の騎士
今回は円卓の騎士の1人ルーカンについて紹介させていただきました。
外交官であり、戦える騎士でもあるというのは現代であれば珍しい人な気がしますね。
という訳で今回のまとめ
- ルーカンは円卓の騎士の一人
- アーサー王の執事であり、外交官でもある
- いくつもの交渉で有利にしている優秀な外交官
- 騎士として戦いの最前線にも参加する文武両道の人間
- 最終決戦も生き残ったが最後は死んでいる
- ほかの作品でもルーカンは基本的に死亡している
コメント