今回お話するのは
冒険好きな騎士
アリ―
です。
どうやっても治療できない傷を治してもらうため、円卓の騎士の元に訪れた珍しい騎士でもあります。
アリーとは?
ウレリ―はアーサー王伝説における円卓の騎士の一人。
ハンガリー出身の眉目秀麗と明記されるほどイケメンな騎士です。
~ウレリ―のプロフィール~
- 欧文表記: Urre
- 別表記: アリー(Ally)
- 初登場: キャクストン版第19巻10章
この他にも
- 円卓の騎士の冒険とロマンス
- アーサー王の死
などに登場しています。
アリー: 試合で大怪我と呪いを・・・
元々ウレリ―は冒険好きな性格であり、珍しいものがあると何処にでも行きます。
そんなある日、スペインで行われた勝ち抜き戦の大会において、ウレリ―は地元の領主の息子「アルフェイオス」という男と戦いました。
試合は真剣勝負で行われ、ウレリ―は「頭部に3か所、体に3か所、左手に深手」という重傷を受けながらも、アルフェイオスを殺害しました。
勝負には勝ちましたが、これを受けてアルフェイオスの母はウレリ―に
「傷が決して治ることはない」
という呪いをかけてしまいました。
アリー: 世界各地を渡り歩いて・・・・
ウレリ―はこの呪いを受けて苦しみましたが、一つの解決方法を見つけました。
それが、
「世界で一番優れた騎士が傷を調べると癒すことが出来る」
というかなり厳しい条件でした。
この騎士を探すため、ウレリ―は母親と妹のフィレロリーに担架に乗せられて世界の国々を訪れていきました。
そして、最終的に円卓の騎士が集うアーサー王の宮廷に訪れました。
アリー: 100人の騎士の挑戦
この呪いのことを聞き、100人にも及ぶ円卓の騎士が呪いの解呪に挑戦しました。
アーサー王を含む名だたる騎士が挑戦しましたが、どの騎士も呪いを解くことはできませんでした。
もう駄目かと思われたとき、運良く帰ってきたランスロット卿が最後に挑戦しました。
するとウレリ―の呪いは解かれ、傷が完璧に治ったのであった。
そう、世界で最も優れた騎士というのは他ならぬランスロット卿であった。
アリー: ランスロット卿に心酔
傷が完治したウレリ―はその後馬上槍試合を行い、そこで大活躍しました。
元々、優れた騎士ということもあって、栄誉ある円卓の騎士の一人に任命。
妹もその時、円卓の騎士となった心優しきラヴェインと婚姻を果たす。
そして、自分の傷を癒してくれたランスロット卿にすっかり心酔し、円卓の内戦が起きた時もランスロット側について最終戦争に挑んだりしています。
まとめ: アリーはこんな円卓の騎士
今回は円卓の騎士の一人アリーについて紹介させていただきました。
傷もさることながら、昔の時代に担架でせっせと運ばれるウレリ―を想像したらちょっと笑ってしまいますね。(実際その目にあったら笑えませんが)
という訳で今回のまとめ
- ウレリ―は円卓の騎士の一人
- ハンガリー出身の超イケメン騎士
- スペインの試合で殺した相手の母親に逆恨みのごとく呪われる
- 呪いは「世界で最も優れた騎士が調べると解ける」仕組みだった
- その呪いを解くために最終的にアーサー王の宮廷へ
- アーサー王含む100人ほどの騎士でも呪いは解けず
- ランスロット卿がその呪いを解く
- 呪いが解かれた後円卓の騎士となり、ランスロット側につく
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