今回お話するのは
進んで貧乏になった騎士
ボードウィン
です。
隠者って聞くと、なんだかニートな感じがしますがこの騎士は「最強のニート」のような気がします。
ボードウィンとは?
ボードウィンはアーサー王伝説における円卓の騎士の一人。
~ボードウィンのプロフィール~
- 欧文表記: Baudwin
- 医療の知識もある
- 中立の立場
- 初登場: キャクストン版第1巻11章
この他にも
- アーサー王の即位と欧州統一
- 円卓の騎士の冒険とロマンス
などに登場しています。
ボードウィン: 古き円卓の騎士として
アーサー王伝説において、序盤の「全ブリタニア平定」から登場する騎士は複数存在します。
その騎士たちも物語が進むにつれて姿を消していきます。
ボードウィンもこの騎士の1人ですが、物語の中盤以降に再登場した数少ない騎士です。
ブリタニア平定後は
- 保安武官長を務める
- 停戦交渉に参加する
- 軍の最高顧問に任命
といった活躍をしており、「戦場でも素晴らしい活躍をした」と言われています。
ただ、戦場での具体的な活躍は描写されていません。
ボードウィン: 進んで貧乏に
保安武官長などで活躍したボードウィン。
アーサー王が全ブリタニアを平定した後、色々な活躍を果たした後に広い土地と財産を失っています。
正確には自ら手放して、偉大な善行のために貧乏となり、隠者として暮らしていくようになりました。
「隠者」とは?
「隠者」は「俗世を捨てて静かに暮らす者」と世間一般的には認識されます。
ですが、こういった「騎士道物語」などでは「非常に賢く経験豊富、登場人物が迷ったときは助言、忠告をする仙人的な立場」です。
ボードウィンもブリタニア平定から戦い抜いた経験もあり、隠者としては相応しい人物と言えます。
その他に魔術師マーリンなども隠者と魔術師という存在で、物語を導く人物です。
ボードウィン: ランスロットの治療
騎士ボードウィンは全てを捨てて隠者として物語から一度退場しました。
その後、もう一度ランスロットを助けるために再登場しています。
ある時、槍試合において致命傷に近い傷を負ってしまったランスロット。
他の騎士に依頼してボードウィンの元に運ばれていきました。
ボードウィンはランスロット曰く
「立派な外科医で、内科医としても大変優れている」
であり、ランスロットを無事回復させるなど、その腕前は確かなもの。
まとめ: ボードウィンはこんな円卓の騎士
今回は円卓の騎士の一人ボードウィンについて紹介させていただきました。
ランスロットという最強騎士を救うのは同じだけ経験が豊富な騎士という風潮・・・・好き。
という訳で今回のまとめ
- ボードウィンは円卓の騎士の古参の一人
- ブリタニア平定の時から活躍している
- 参謀や色々な地位を兼任した実力者
- 地位や財産を捨てて隠者として生活
- ランスロットが致命傷を負った時も活躍
- 外科医や内科医としても優秀な騎士
コメント