今回お話するのは
インドの月の神
ソーマ
です。
食戟のソーマとかいろいろありますが、関係性は・・・・不明です。
【月の神】ソーマとは?
インド神話に登場するソーマは
- 月の神
- 神々の飲み物
の二つの存在を主に表します。
名前には「搾る」という動詞が由来しています。
元々は祭祀に使われる供物であったが、それが神格化したものと考えられています。
インド神話の教典「ヴェーダ」という、紀元前にまで遡る古い時代から存在する神様でもあります。
ソーマの賛歌がヴェーダの第9巻を独占するぐらい、重要視される。
神の飲み物: ソーマ
月の神ではなく、神の飲み物として有名なソーマ。
ゾロアスター教でも使われていたことから、起源はかなり古いとされています。
ヴェーダの祭祀で用いられていた一種の興奮飲料かつ、その原料の植物を示す
となっている。
- 神・人間: 飲んで英気を養う
- 詩人: 飲んで天啓を得る
栄養と活力を与え、寿命を延ばし、霊感を与えてくれる正に神の飲み物。
「飲めば高揚感・幻覚作用」をもたらすということで、「ヤバい飲み物」のように聞こえるが、酒や麻薬の類ではない。
ヴェーダ: 我らはソーマを飲めり。我らは不死となりぬ。 我らは光のなかに入りぬ。我らは神々をを知りぬ
という言葉があるといわれているほど、重要視されている。
ソーマの原料は?
そんなソーマなんですが、
どんな植物なの?
ということは分かっていません。
同名の植物の茎を石でたたき、搾り汁を羊毛で濾し、水や牛乳等を加えて作る
という作成方法があると伝えられていますが、その原料のソーマが何なのかは不明です。
説としては
- マオウ科のEphedra属
- ガガイモ科のSarcostemma属
- キョウチクトウ科のPeriploca属
ではないかという論文がありますが、古代インドでは入手が困難であった。
その為、「ベニテングダケでは?」という説も登場したが、反論があります。
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