今回お話しするのは
ソロモン72柱の悪魔
バルバトス
に関するお話です。
バルバトスとは?
バルバトスは悪魔学における悪魔の1人。
呼び名には
- バルバトス(Barbatos)
- バルバルス(Barbarus)
などがあり,位置する惑星(金属)は「金星(銅)」、星座は「双児宮」に相当します。
また、ゴエティアにおいては30の軍団を率いる序列8番目の偉大な公爵の地位にいることでも有名。
同じ公爵の地位にいる悪魔として有名なのは「サレオス」などです。
バルバトスの姿はレメゲトンには記されてない?
バルバトスはその外見は「レメゲトン」には記されていないのが特徴です。
太陽が人馬宮の方向にあるときは4人の高貴の王と彼らの軍団と共に現れると記されている。
こんなのを部屋の中で召喚した暁にはすごいことになるのは目に見えます。
ですが、この段階でも「バルバトス本人の外見」は分かりません。
レメゲトンに関係の深い「地獄の辞典」では、「森の弓使いのロビンフッド」がモデルとなって生まれたのが「バルバトス」となっています。
つまり、ロビン・フッドの外見に近いのがこのバルバトスと考えれます。
バルバトスは何をしてくれるのか?
バルバトスは召喚してくれた人に対して、「鳥の歌声・犬の鳴き声」といった生き物の声を理解することが出来る力を授けてくれます。
生き物の声を理解することが出来るというのは狩人などにとっては役立つ能力で、バルバトスを狩人として崇められるのも分かりますね。
それ以外にもう一つあるのが「敵対している人たちを和解させる」ことです。
これもロビンフッドが荒くれ者を多く従えたという記述からもなんとなく理解できます。
この部分の解釈が「自分も含めた敵対している人たち」か、「自分を含めない第三者たちのみ」かは解釈のし甲斐があると思います。
「狩猟」としてのイメージの塊がこのバルバトス
これまで何度か取り上げてきましたが、ロビンフッドがモチーフのバルバトスは「猟銃」を持っています。
さらに、動物の声が分かるという狩猟向きの能力。
そして彼が従える4人の王も狩りの時の合図に使われる「ホルン」の音と共に現れます。
「彼らの軍団と共に」という記述も、狩りの時に王や貴族が配下を連れて行ったという歴史的な背景を考えれば納得できます。
こういった狩猟のイメージが固まっている悪魔こそが、この「バルバトス」と言っても間違いないでしょう。
鉄血のオルフェンズの「バルバトス」
機動戦士 鉄血のオルフェンズに主人公のミカが搭乗していた機体が「バルバトス」。
ソロモン72柱の悪魔がモチーフだけあって主人公に力を与える代わりに身体機能を犠牲にさせていく正に悪魔との契約を体現した機体。
最後は「バルバトス ルプスレクス」と新たに装備を換装し、ボロボロになりながらも敵の機体を文字通り次々と狩っていき、最終的にはパイロットが死亡して動かなくなった。
物語が始まるずっと前に起こった「厄災戦」において活躍した機体の1つでもあります。
まとめ: バルバトスはこんな悪魔!!
今回はソロモン72柱の悪魔の1柱のバルバトスについて解説させていただきました。
狩猟や森の動物など様々な部分でその名前が出てきますが、ロビンフッドなどが代表としては分かりやすいですね。
後はガンダム・・・・。
というわけで今回のまとめ
- バルバトスはソロモン72柱の悪魔の8番目の公爵
- 外見は記されていないが、ロビンフッドが分かりやすい
- 生物の声を理解できる力をくれる
- 人間同士を和解させることもできる
- 現れる時は4人の王と軍団と共に現れる
次からはメギド72におけるバルバトスの紹介です。