今回お話しするのは
ソロモン72柱の悪魔
フォルネウス
に関するお話です。
フォルネウスとは?
フォルネウスは悪魔学における悪魔の1体。
呼び名は珍しくフォルネウス(Forneus)だけです。
位置する惑星(金属)は「月(銀)」であり、星座は「磨羯宮(まかつきゅう)」です。
磨羯宮は「山羊座」に相当します。
ゴエティアにおいては29の軍団を指揮する序列30番目の偉大なる侯爵で、この軍団の中には天使の位に位置するものも含まれているらしく、フォルネウスの力といのも垣間見えることが出来ます。
おなじ侯爵としては「マルコシアス」などが有名です。
フォルネウスはどんな姿で現れるのか?
フォルネウスはその姿の記述は「大いなる海の怪物」しか表記されていません。
なのでその姿は一番想像できるのは「リヴァイアサン」なんですが、リヴァイアサンはリヴァイアサンで一応悪魔になっています。
ですが、大いなる海の怪物として相当するのは「大蛇」か「巨大鮫」か「クラーケン」などです。
「鮫」は「攻撃力や支配力の象徴」として扱われることもありますが、当時のヨーロッパで同じように扱われていたとは言えないです。
どのみち海を支配していた巨大な怪物の姿で現れるというのがフォルネウスです。
フォルネウスは戦争で役に立つ?
このフォルネウスは戦争においてかなり役立つといわれています。
その1つが修辞学というものを完璧に教えてくれます。
この修辞学は「演説などでの発言する能力」のことで,人を惹き付けるような演説を行えるようにしてくれます。
そしてこれに「人から愛されるようにする」ということをすれば、あることが可能になります。
それは戦争において民や兵士を演説で納得させ、果ては王にまで戦争をするように仕向ける演説をすることが出来る。
そこに「民や兵士、王から愛されるようにする」といったことまで加わると「自分の為に命を懸けて戦う兵士」が出来上がる。
フォルネウスにとってこれらが出来るようになります。
さらにここに「サブナック」という悪魔も加われば戦争をしたいという人にとっては最高の状況になります。
まとめ: フォルネウスはこんな悪魔!!
今回はソロモン72柱の悪魔の1柱のフォカロルについて解説させていただきました。
大いなる海の怪物でありながら演説に関する能力を授けてくれるのはうれしいですね。
現代だったらプレゼンや社長に求められる力です。
というわけで今回のまとめ
- フォルネウスはソロモン72柱の悪魔の30番目の侯爵
- 海を支配していた巨大な怪物の姿で現れる
- 人を惹きつける演説が出来るようになる力をくれる
- 人に愛されることも含めば、戦争では大いに役立つ
次からはメギド72におけるフォルネウスの紹介です。