今回お話するのは
ひどいあだ名をつける騎士
ケイ
です。
実力はあるが、新人いびりがちょっと酷い職場の先輩とか即刻転職間違いなしですね・・・。
ケイとは?
ケイはアーサー王伝説における円卓の騎士の一人。
アーサー王が王として即位した直後から名前が出ている最古参の家臣です。
~ケイのプロフィール~
- 欧文表記: Kay,Cei
- 別表記1: カイ、カイウス
- 別表記2: カ、クー
- 異名: この世で一番口の悪い騎士
- 初登場: キャクストン版第1巻5章
この他にも
- アーサー王の即位と欧州統一
- 円卓の騎士の冒険とロマンス
などに登場しています。
ケイ: アーサー王の兄弟?
円卓の騎士ケイはアーサー王の右手として活躍しますが、それ以上に兄弟としての関係性もあります。
ケイはアーサー王の育ての親でもある「エクター卿」の実子。
なので、兄弟というよりも「乳兄弟」という関係と言い表した方が正しいです。
一緒に育ってきた仲か、物語の際序盤から登場し、最後までアーサー王に対して変わらぬ忠誠を見せたアーサー王にとって一番の忠臣でもあります。
ケイ: 最前線でも活躍
アーサー王伝説の物語の主役が円卓の騎士に変わっていくより以前。
ケイとアーサー王は現役時代でもある「全ヨーロッパ平定物語」において、常に戦場の最前線で活躍した騎士。
それがケイです。
最前線で活躍し、決して無敗とはいえませんが、数多くの武勲を立てたきしでもあります。
ケイ: 騎士なのに口が悪い
騎士として忠義に厚く、騎士道を・・・・・。
現役時代のケイからは想像できないですが、引退後には口の悪さが目立つといわれています。
代表としては「新参者の騎士を罵り、酷いあだ名をつける」ということをしています。
ガレス | あだ名: ボーメイン(白く美しい手) ガレスが騎士でありながら、最初に厨房の下働きとして採用されたことに由来。 「騎士として戦ったことのない女みたいな手だ」と、侮辱する言葉です。 |
ブルーノ・ル・ノワール | あだ名: 「ラ・コート・マル・タイユ(不格好にコートを着た)」 父の形見であるコートが、若い騎士である彼にとって大きすぎたのでつけられた馬鹿にしたあだ名。 |
その後、騎士たちに実力でやり返されるという描写が多いとされます。
ちゃんと上記の2名の騎士も、のちに活躍して見返しています。
ケイ: 超人執事
「アーサー王伝説」以外の作品でも姿を見せているケイ。
「ブリタニア列王史」や「マビノギオン」で、アーサーの執事的な立ち位置で登場しています。
特に「マビノギオン」に登場するケイは強力な魔法の力を持った騎士。
- 9日間水中に潜ることができる
- 9日間眠らずにいられる
- ケイが与えた傷はどんな名医でも治せない
- 森の木より高く背を伸ばせる
- 何もないところから火種を起こせる
といった様々な魔術?魔法を扱える凄腕の騎士です。
まとめ: ケイはこんな円卓の騎士
今回は円卓の騎士の一人ケイについて紹介させていただきました。
悪口や酷いあだ名を付ける先輩?上司?。
絶対に仲良くなれないですね。それどころか時代が時代なら切り殺し・・・・・。冗談です。
という訳で今回のまとめ
- ケイは円卓の騎士の一人
- アーサー王とは乳兄弟(育ての父親が同じ)
- アーサー王の一番の忠臣
- ヨーロッパを平定する時、最前線で戦い、武勲を立てた騎士
- 前線を退いた後、新参者に酷いあだ名を付けたりする
- 違う物語では「凄腕の魔法使いの若い騎士」としてアーサー王の執事となっている
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