今回紹介するのは
ソロモン72柱の悪魔を支配した王
ソロモン王
です。
ソロモン72柱の悪魔のことが気になる人はぜひ読んでみてください
[スポンサーリンク]ソロモン王とは何者?
そもそも、ソロモン王とは何者なのか?
「偉い人」、「悪魔を制御した人」などなどあると思いますが、詳しい所までは認知されているとは思えません。
なので簡単におさらいを・・・・・。
~ソロモン王~
ソロモン王は今から約3000年ほど前に、中東に存在した「イスラエル王国」の三代目国王です。
2代目は「ダビデ王」で、彼はその息子に当たります。
「ユダヤ人」であり、キリスト教の原型になった「ユダヤ教」という宗教を信仰していました。
旧約聖書において、ソロモン王は神から直接授かった「知恵」で人々の為の政治を行い、国を豊かにしてきた。
彼はこの「知恵」を駆使し「内政」「外交」を円滑に行い、国を栄えさせ、ユダヤ人の歴史の中で最も豊かで幸福な時代を築き上げました。
(その後は分裂・衰退などユダヤ人は様々な困難に直面することにはなる)
その授かった「知恵」には当然、「悪魔たちを御する方法」などもはいっている。
その知恵故に、情報網は発展していない昔でも、他国の評判となり、その国のTOPもソロモン王に知恵を借りに行くほどでした。
とここまででもある程度ソロモン王の凄さが分かると思います。
[スポンサーリンク]ソロモン王が成し遂げた偉業
では、そんなソロモン王が成し遂げた偉業などを見ていきます。
一部駄目な部分も掲載はします
- 偉大なる賢者
- 初めての神殿を作った
- 魔術書を作成
- ハーレムを作った(民族間の対立の原因)
偉大なる賢者
ソロモン王は神に「何でも欲しいものを与える」と言われたことを受けて、国を統治するための「知恵」を与えられています。
これは前述もしましたが、「知恵」以外には何を受取ったのでしょうか?
- 豊かな知恵
- 海よりも広い心
- 動物と話す能力
こんな感じで様々な力を与えられた他、3000以上を超える格言や教訓や詩を残しています。
その格言の多くは「旧約聖書」の「箴言(しんげん)」に残されていま。(生活の指針にすることも多かったそうです。)
初めての神殿を作った
当時、ユダヤ人には生贄に動物を捧げるという風習がありました。
でも、これを行うための建物は存在せず、山の上などで行うほかありませんでした。
そこで、ソロモン王は神の命令に従ってエルサレムに7年かけて神殿を、13年かけて宮殿を建築しました。
特に、神殿の内部は黄金で飾られていて非常に美しいものだったともいわれています。
(このための費用などで足りない部分は重税や強制労働などもあり、国民の負担は大きかったそうです。)
ちなみに、この神殿を建設するのに「ソロモン72柱の魔人」を使役していたと言われています。
魔導書の作成
これは中世まではそこまで偉業とは言われていませんでしたが、複数の魔術書を作成したことでも有名です。
- ソロモン王の鍵
- レメゲトン
- ソロモン王の鎖骨
- 賢者の石論
- 観念の亡霊
- 九個の指輪の書
- 九個の燭台所
- 精霊の三つの形の書
- 魔人を追い払う刻印
- ネクロマンシー論
これらはソロモン王が著名として有名です。
特にレメゲトンはソロモン72柱の魔人などを書いたもので、正にソロモン72柱の悪魔の原本でもあります。
読みたい記事→【魔術書レメゲトン】ソロモン72の悪魔を記した本とは何なのか?
ハーレムを作った
これは、彼にとっての偉業でもあり、問題点でもあります。
彼は各国から「700~1000人」ぐらいで妃を娶りました。
そして、彼女らが信仰している地方の宗教を認めました。
実はこれが問題点でした。
元々、ユダヤ教徒は排他性が強く、彼女たちの宗教は快く思われていませんでした。
さらに、ソロモン王のユダ族(ユダヤ族)優遇も相重なり、各国の部族間との対立も火種としてくすぶっていきました。
結果的に、ユダヤ王の死後、それらの問題が表面化してしまい、イスラエル王国の滅亡の始まりとなってしまいました。
なので、ソロモン王は
- 「ユダヤ人の最盛期を築き上げた賢者」
- 「イスラエル王国の崩壊の原因を作った人」
の2つの別々の偉業?があります。
[スポンサーリンク]王が持っていたソロモンの指輪とは?
ソロモンの指輪は「悪魔の使役」の為には必須のもので、「霊体の胸に押し付けて、合言葉を唱える」ことで相手を絶対服従させることが出来ます。
普通は指に嵌めてしようするんですが、相手に投げつけることでもその効果を発揮すると言われていますね。
また、この指輪に関してはその外見が以下の2つの記述しかありません。
- 鉄と真鍮で出来ていた
- 印章指輪という種類の指輪
恐らくシンプルな指輪だったのでは?とも思います。
それぞれの役割は
- 鉄: 悪魔に押し付ける
- 真鍮: 天使に押し付ける
- 印章: 印鑑的な役割
とそれぞれの材質などでも使い方は変わるみたいです。
これを用いて、ソロモン王はソロモン72柱の悪魔たちを使役して神殿などを建設したと言われています。
悪魔を使役するのは大丈夫だったのか?
普通に考えたら「悪魔を使役するのは危険」です。
中世のヨーロッパでは「あいつ魔女じゃね?」の疑いで数多くの男女が犠牲になった「魔女狩り」もありました・・・・・。
「悪魔を使役する」=「悪」
と考えるとソロモン王もやばいのでは・・・・・・。
となるんですが、実はこんな仕組みがありました。
ソロモン王が悪魔を使役?
神様の命令で派遣されてきた悪魔を、天使から受け取った指輪で支配、使役した。
つまり、ソロモン王が悪魔を使役していたのは「神様の命令」です。
そんなソロモン王を罰するのは神の命令に逆らうのと同じです。
なので、ソロモン王が悪魔を使役するのは全く問題がなかったということです。
[スポンサーリンク]まとめ:ソロモン王はこんな方
今回はソロモン72柱の悪魔を使役した偉大なる王様「ソロモン王」を紹介させていただきました。
権力があれば大抵の人間はくるったり間違った方向に進んでしまいますが、この方は神という最高の権力からの力を使えています。
正しい人間なんていませんが、少なくとも彼は神からの力を使えるほど神からの信頼はあったのでしょう。
というわけで今回のまとめ
- ソロモン王は「イスラエル王国」の三代目国王
- 2代目ダビデ王の息子
- ユダヤ人の歴史の中で一番反映した時代を作り上げた
- 偉大なる賢者として有名(知恵者かどうかは諸説あり)
- ユダヤ人として初めて神殿を建造
- 複数の魔術書を作成
- ハーレムを作った(イスラエル王国衰退の原因)
- 神から与えられた指輪を用いて「ソロモン72柱の魔人(悪魔)」を使役
- 悪魔を使役するのは神からの命令なので当時は問題なし
では、次からはFGOにおけるソロモン王について紹介させていただきます。(ネタバレがあります。)
[スポンサーリンク]FGOのソロモン王(ネタバレあり)
スマホゲームFGOにおいて、ソロモン王は「自分の価値観だけで人類史を滅却」する残酷なラスボスとして描かれています。
主人公たちと対峙し、「人類を滅ぼして楽しいのか?」という問いかけにも笑みを浮かべて肯定するという残酷っぷり。
様々なサーヴァント達からも
- 「憎しみの化身」
- 「愛の無いけもの」
- 「夢だけは人一倍」
- 「何かが壊れている」
- 「何もない」
と評価されるほど・・・・・。
また、ゲーム終盤の戦闘ではあまりの強さに石を何個割ることになるのかと戦慄したほど・・・・・・・・・。
↓ ネタバレあり!! ↓
ソロモン王の真実(ネタバレあり)
実は、このソロモン王と名乗るモノは「本物のソロモン王」ではありません。
「ソロモン王の遺体に残っていた人理滅却式・ゲーティア」という「本来人々を見守るために作られた人理補正式」というもの。
この式が「人間の不完全性(裏切り・悲しみなど)」を見た結果、人類に失望し、「滅亡させよう」と活動を開始。
(めちゃくちゃ簡単に解説してますが、おおよそこんな感じ)
本来のソロモン王は「イスラエル王国」を反映させるために、生まれてから感情を持つことさえ許されなかった悲しき存在。
成すこと全てが神の啓示に過ぎず、全てを見通す能力を持ちながらも意見できず・・・・・。
そんな彼は死ぬまで「神の為の操り人形」となっていた。
死後、サーヴァントとして召喚され、成敗戦争に勝利。
願いを叶える権利を得た彼はこう願った。
「英霊としての力を全て放棄して、人間として生きたい」
と・・・・・・。
願いは叶えられたが、力を失う直前に千里眼の力で「人類滅亡」を見てしまった。
だが、力を失い、その「理由」も「回避する力」も失ってしまった。
そこで彼は、人類滅亡という未来を回避するために一人の医者として、一人の人間として世界を旅して人生をやり直した。
ロマ二・アーキマンとして・・・・・。