今回紹介するのは
子供の守護女神
パッティニ
です。
インド神話に興味がある人はぜひ読んでみてください。
インド神話のパッティニとは?
パッティニはスリランカ(インドの隣)における女神さまの一人です。
~パッティニのプロフィール~
- 名前の意味: 不明
- 信仰: 子供の守護女神
- 国: スリランカ
- 出典: スリランカの土着信仰
スリランカって?
インド洋に浮かぶ島がスリランカ。
その首都の名前が「スリジャヤワルダナプラコッテ」とかなり長いことでも有名。
九州の1.7倍ほどの島に約2000万人近くの人が住んでいることでも有名。
この島に古くから伝わる女神さまがパッティニです。
パッティニと子供の関係
スリランカにおいてパッティニは「子供の守護女神」と言われています。
そこで、スリランカを信仰している仏教徒の妊婦さんは
- 妊娠してから3ヶ月毎
- 生まれた時
- 生後何か月毎
それぞれのタイミングでパッティニに対して祈願と感謝の祈りの儀式を行っています。
日本で近いのは「七五三」かなと思っています。
パッティニが信仰されている理由
先ほども伝えた「子供の守護女神」という意味で信仰もされていますが、他にも理由があります。
パッティニが信仰される理由
元々、スリランカだけに限らず「天然痘」が恐れられていました。
特にスリランカでは「パッティニ」が天然痘をもたらすと言われ、信仰して奉れば、伝染病を防いでくれると信じられている。
もちろん、これ以外にも
- 五穀豊穣
- 災害回避
- 雨ごい
- 治癒祈祷
- 子を授かる
といった様々なところなどでも信じられています。
スリランカではパッティニは、徳の高い女神だからこそ信仰されているのかもしれません。
パッティニとバニヤンツリーなど
バニヤンツリーはインド原産の「インドの聖木」です。
果肉は食用として、樹液は薬用、乳液はトリモチなどに使われています。
そのバニヤンツリーは殆どパッティニと結びつけれらています。
また、マンゴーの実からパッティニは生まれたと言われているので、「出産」や「月経」など女性特有の穢れとは無縁と言われています。
だからこそ、妊婦さんなどから信仰されているのかもしれませんね。
パッティニ: スリランカの国民性との関係
スリランカでは歌や踊りで日常的な生活感情を表現する文化が根付いていると言われています。
つまり、スリランカの国民は皆、陽気で明るい傾向にあると言われています。
お祭りでは街を挙げての大騒ぎで、仏教に属さない神様でもこの時は大騒ぎになると・・・・。
この仏教に属さないパッティニもこういった仏教外の神様ですが、祝福する大きなお祭りが開催されるといいます。
まとめ: パッティニはこんな女神
今回はスリランカに住んでいる女神様「パッティニ」について紹介しました。
スリランカにはいったことはなく、動画でしか見たことないので、実際に行ってみて国民性がどんなのか知りたいです。
インドとは違う国であっても同じ文化を共有する国で、そこに住まう女神様。
それがパッティニです。
というわけで今回のまとめ
- パッティニはスリランカに住まう女神
- 子供の守護女神
- 災厄をもたらし、同時に人々を守る女神
- パッティニはマンゴーから産まれた?
- バニヤンツリーと結びつけられる
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