今回紹介するのは
最も美しい女神
トリプラスンダリー
です。
インド神話に興味がある人はぜひ読んでみてください。
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インド神話のトリプラスンダリーとは?
トリプラスンダリーは「プラーナ時代」以降における女神さまの一人です。
~トリプラスンダリーのプロフィール~
- 名前の意味: 「美と三界の女神」
- 転生元: パールヴァティ―
- 夫: シヴァ
- 出典: プラフマー・プラーナ
トリプラスンダリーの名前の意味
トリプラスンダリーの名前は「三界の都」を意味する「トリプラ」と、「美しい」を意味する「スンダリ―」の合成でできた言葉。
この言葉が意味することは次の話で。
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宇宙で一番かわいい女神様
先ほども述べましたが、「トリプラ」を意味する「三界の都」。
これは「天、空、地上」の3つを意味し、これは「宇宙の全て」を指しています。
つまり、トリプラスンダリーは宇宙の全てに通じるほど美しい女神ということです。
実際、彼女はその美貌が素晴らしく「大きな胸に細く締まった腰」であり、その笑顔は「破壊神シヴァ」や「愛の神カーマ」ですら圧倒するとのこと。
また、彼女は
- 頭に三日月状の飾り
- 多くの宝石で身を飾っている
- 女王のように玉座に座っている
といった外見もあります。
この玉座は
- 創造神: ブラフマー
- 破壊神: シヴァ
- 維持神: ヴィシュヌ
- 暴風神: ルドラ
の4柱の神の遺体が支えているとのこと。
宇宙で一番美しいということの暗喩なんでしょうか・・・・?
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どういった人たちに信仰されているか?
そんな彼女を信仰していたのは、「女神の持つエネルギーを信仰するヒンドゥー教の一派であるシャクティ派」です。
その熱の入れようは凄まじいもので、特に主流である「シュリ―・クラ派」では主神として崇拝されるほどです。
トリプラスンダリーはマハーヴィディヤーの一員
このインド神話の十大女神マハーヴィディヤーの一員です。
このマハーヴィディヤーは「輝く広大な知識を持つ者」を意味しており、シヴァの妻やその娘たちで構成されてます。
血と殺戮の女神:カーリーが筆頭で、当のトリプラスンダリーは第三位に位置しています。
【カーリー】血と殺戮を好むインド神話のカーリーとはどんな女神なのか?
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まとめ: トリプラスンダリーはこんな女神
今回は宇宙で一番かわいいと言われている女神「トリプラスンダリー」について紹介させていただきました。
外見は明らかにアニメのキャラのスペックという・・・。
そりゃ破壊神シヴァも惚れますね。
というわけで今回のまとめ
- トリプラスンダリーはインド神話の女神
- シヴァ神の妻で、パールバティ―の化身
- 非常に美しく、宇宙で一番
- シャクティ派から信仰されている
- マハーヴィディヤーの第三位としての一員